手作り ヒンメリ

手作り　ヒンメリ　分かりやすい作り方　フィンランドの伝統装飾

本の内容

ヒンメリは、光のモビールです。
遡ること1150年頃に誕生した、フィンランドの伝統装飾、ヒンメリ。田園地方で生まれたヒンメリは、時代の波を越えて、今でもフィンランドの家庭や、ショップのディスプレイなどで見かけることができ,『Himmel』という、スウェーデン語で”天”を意味する言葉を語源に持つ藁細工による伝統装飾は、太陽神の誕生祭や収穫祭を12月下旬の冬至に行うヨウル(Joulu)の飾り物として、長らく用いられてきました。麦藁に紐を通してつくる正八面体を基本に、様々に発展させることによって独創的でモダンなモビールが出来上がるのです。

造形作家であり、家族ユニットnoninokoで知られるおおくぼともこさんが、ヒンメリの魅力に導かれ、基本パターンから応用編まで、ご自身の手によるヒンメリ作品のつくり方を写真と図版で解説します。

じわじわと広がりはじめたヒンメリの世界
フィンランドが誇る陶磁器ブランド、アラビアにてヒンメリデザインのシリーズが登場したり、ほぼ日手帳のカバーデザインになったりと、本国でも再注目を浴びはじめるなど、本書の刊行以降、じわじわと認知が広がっています。日本でもワークショップが盛んに行われるようになり、北欧人気を支える定番アイテムの仲間入りをしています。